クトナー・ホラ チェコ -セミバックパッカーの旅日記- - 建築スタジオブログ一覧 - 名古屋市の住宅設計事務所 江川竜之建築スタジオ

クトナー・ホラ チェコ -セミバックパッカーの旅日記-

バックパッカーになりきれない中途半端な ”セミバックパッカー” が巡り歩いた旅日記です!

 

 

旅日記の第5回目は、チェコの ”クトナー・ホラ” です。

クトナー・ホラとは町の名前で、2007年の5月、チェコ・オーストリアを巡った際に、立ち寄った小さな町です。

首都のプラハから東に約70㎞と日帰りできる距離にあったので、午前中のバスで行き、夕方のバスで戻ってきました。

目当ては世界遺産の

”クトナー・ホラの聖バルボラ教会のある歴史地区とセドレツの聖母マリア大聖堂” 

です。

 

まずはセドレツ大聖堂の納骨堂を見に行きました。

天に延びた双塔、尖頭アーチ、控え壁、薔薇窓(らしきもの)が見てとれるので「ゴシック様式」だなぁと思いましたが、文献を見てみると正面付近などは「ボヘミア後期バロック様式」に改築されているとか。

よく見てみると確かに。。。

 

 

 

納骨堂の中に入りました。

分かりますか? このデコレーティブな飾りは全て本物の人骨です(*_*)

フェンスの奥にうずたかく積み重ねられているものも、全て人骨です。

約1万人分の人骨を使用して、納骨堂内を装飾していることで有名なスポットです。

 

 

 

 

 

 

これ、どこの部分の骨ですかね。。。 大腿骨?

13世紀に『ゴルゴダの丘』の砂がこの墓地に撒かれたとのことで、聖地扱いになっているようです。

ヨーロッパ中から埋葬希望の申込があったとか。

 

 

 

 

 

19世紀に、この教会を管理していた領主が、木彫家に人骨を用いて納骨堂内の内装を施すよう依頼をしたとのこと。

依頼の目的は分かりませんが、納骨堂の隅には「死を想え」という言葉が刻まれているとのこと。

日常では意識することの少ない「死」について想うことで、今の「生」の意味について深く考えさせることを意図したのでしょうか。

確かにここでは、死後の自身の姿を想像しやすく、普段考えることのほとんどない「死」と「生」をとても身近に感じるところでした。

 

 

 

 

 

 

 

頭蓋骨と棒状の骨を交互に並べた装飾です。

 

 

 

 

 

 

 

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かなり精緻な装飾です。

強い信仰心をもって製作したのだと想像します。

信仰心の薄い普通の人だったら、つくる方もおかしくなりますよね。

 

 

 

 

 

 

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どんどん、人骨であるという畏怖感が薄れていってしまいます。

 

 

 

 

 

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さまざまな部位の骨を用いてつくられています。

 

 

 

 

 

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なんだか「プ○デター」という映画を思い出してしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

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聖杯が形つくられています。

 

 

 

 

 

 

 

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人骨のシャンデリア・・・

圧巻です。。。

あまりの装飾性の高さに、しばし人骨でつくられていることを忘れてしまいます。

 

 

 

 

 

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内装を施した木彫家の名前が記されています。

『フランティシェク・リント』

と読むらしいです。

 

 

 

 

 

 

 

旅は日常生活では受けることのできない ”インスピレーション” を体験できる貴重な機会です。

人骨で装飾された空間を体感できる場所は、世界の中でもここだけかもしれません。

数時間の体験ですが、私の中には一生残る記憶となりました。

これらの記憶の集合体が、自分から生み出されるデザインの源泉になっているのだと思っています。

”光り輝く荘厳な景色” も ”おどろおどろしい人骨のデコレーション” も、全て自身の中に取り込み、溶け合わせて、いつか訪れる「表現する時」に備えておきたいと思います。

 

 

ちなみに ”クトナー・ホラ” にはもう一つ有名な教会があります。

『聖バルボラ教会』です。

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左右のダイナミックなフライングバットレス(飛び梁)がかっこいいですね。

やはりパリのカテドラルのフライングバットレスの方が、プロポーションとしては美しいと思いますが、こちらもなかなか素敵です。

チェコのゴシック様式教会の最高傑作と言われているようです。

 

 

 

 

 

 

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側面から見た写真です。

一つ一つの装飾が細かく、手が込んでいることが分かります。

ここまでの精度でつくられたということは、当時の町の繁栄ぶりが相当な規模だったことが窺えます。

質の高いゴシック様式の教会が見れることも ”クトナー・ホラ” の魅力の一つでした(^^)

 

 

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