Lの字プランの家
お向かいさんの視線を遮るコンクリート塀
コンクリート塀は高いところと低いところに分かれています。
正面側の道路を挟んだお向かいの2階の窓から、こちらの1階LDKが見えないように計算し、高い方の塀の高さを決めています。
圧迫感をやわらげる工夫
高いコンクリート塀の圧迫感を和らげる目的で、横スリットを入れています。
意匠性を高めるため、上部側面を斜め形状につくりました。
玄関もさりげなく隠しています
クライアントのご要望により、玄関部分も道路やお向かいさんから見えにくいよう木格子で隠しています。
木格子と高いコンクリート塀の間を通って、玄関へアクセスするアプローチとなっています。
塀に囲まれた広い庭
塀の内側は、広いプライベートガーデンとなっています。
周辺から見えないよう計画されているので、気兼ねなく自由に過ごすことができます。
写真中央にぶら下がっているものは、取外し式の物干ポールです。
コンクリート塀をきれいに保つディテール
コンクリート塀は雨垂れで汚れやすいので、上部をV型とし、真ん中に雨水を集め、側面の目地状の溝を通して地面に排水するよう計画しています。
ちょっとしたことですが、長くコンクリート表面をきれいに保つための工夫です。
構造梁をインテリアに
2階の床を支える構造梁を、あえて室内に露出させ、インテリアとして扱っています。
間接照明と組み合わせることで、きれいな天井面をつくり出すことができました。
ギャラリーのある家
広い玄関ホールはギャラリーとして、絵などを飾ることができるよう設えています。
ガーデンから自然光が豊富に入る、明るく気持ちのよい空間です。
Lの字プランとLの字塀で構成しています
Lの字プランとLの字塀を組み合わせて、その間をプライベートガーデンとしてます。
本体はL型でプライベートガーデンに面しているので、外部に接する面が長く、たくさんの光と風が住宅内に入りやすいつくりとなっています。