こんにちは、スタッフの山中です。前回大阪帰省の際に、茨木市にある「文化・子育て複合施設おにクル」へ行ってきましたので、ご紹介します。
おにクルは、伊藤豊雄建築設計事務所+竹中工務店共同設計の地上7階建て、RC+S造の混構造となっており、子育て支援から文化・創作活動まで、多用途が集まる複合施設です。今回は、気になったフロアのみをピックアップしてご紹介します。
写真は1階エントランスホール、オープンギャラリーの様子です。天井の木ルーバーはみんなの森ぎふメディアコスモスを連想させられました。コンクリートの無機質な素材との相性がよく、木材のテクスチャが空間に温かさを与えてくれます。
次は5~6階にある図書館の様子です。円形のベンチが基点となり、外側壁面へ行くにつれて人の往来が少なく、プライベート性が高まる空間構成となっていました。吊下げリングは6階へと視線が抜け、垂直的な広がりを感じさせてくれます。
7階廊下の様子です。内壁は、軽量鉄骨の骨組みが見える現し仕上です。屋上広場にかけての空間は、工業的な軽さと自然のやわらかさが調和されていました。
おにクルのように、すべての空間が誰かの居場所になるような建築設計を目指していきたいと改めて感じました。今回は一部の紹介でしたが、建物すべてがおもしろかったので皆さんも体感しに立ち寄ってみてください。